これからの不動産はどうなるの?

この業界にいると色んな情勢の変化を肌で感じることができる。ざっと今の市場を業界のトレンドを並べてみたい。

(主観的なところが多いのであってるかどうかは別にしといて下さい┏○))ペコリ)

 

・超低金利時代

今は本当に金利が低い。どれぐらい低いかというと、銀行がお金を貸せば、固定費等を考えると結果銀行が赤字になるくらい。そのくらい低い。潰れそうな銀行があるぐらい。なのでお金を借りたい人には本当にいい時代。住宅ローンや不動産投資物件を検討していた人には低金利がきっかけで購入に踏み切る人が増えている。(ただ、不動産投資物件に関しては金融庁から規制がかかり、銀行から融資を引き出すには難しくなってきた)

 

・土地が値上がり傾向

2019年3月19日に国土交通省から発表された、1月1日時点での公示価格から、全国的に上昇、特に三大都市・地方主要都市の地価が上昇したという結果が出た。低金利の背景に連動してるところもあるけど、「今、不動産を買おう」とする人が増えたため、土地が売れている。ただ、バブルの頃とは違い、価値ある土地に人が集まり上昇を引き出したのが実態だと思う。

それを裏付けるのが、公示価格の結果で、地方の住宅地は前年比▲0.2%。便利な場所にどんどん人が集まる人口集積が進んでいる。

 

主要都市でない地方で営業している現場で感じることは、地方内でも便利な場所に人が集まってる状況。(駅近、スーパー近く、病院近くなど)それ以外の、昔の集落や、住宅が足りない時代に多く作られたいわゆる大規模団地は高齢化が進み、空家がかなり目立つ状況になっている。

 

・人口減少時代

平成22年を境に人口減少が始まった。地方都市で地主を中心に営業をしていると、どのご家庭も子供と同居している人は本当に少ない。大体が首都圏に勤務していて、もう住まいを首都圏で買っている話をよく耳にする。さらに、地方に帰ってくる予定はないそうだ。

 

全体の人口が減っている中で、地方の人口減は加速度的に進行しているし、これからもその流れは変わらないだろう。

 

・消費増税社会保険料の負担増

可処分所得がどんどん減って来ている。自分の手取り給料もどんどん減って、嫁に働いてもらわないとやりくりできないレベルまできた。(つらいです)衣食住にかけるお金は軒並み下がる時代になると思う。

 

以上のことを踏まえて、これからの不動産は

「低金利で土地購入ニーズは高く」

「便利な場所にどんどん人は集まり」

「価値ある土地は値上がりし」

「高級住宅は少なくなってくる」

と思う。

 

建物仕様の便利さはもうある程度のところまできた。そんな時代だからこそ本当に必要とされる不動産、住宅を提供できる会社を目指したい。